ナチュラルな味わいがステキ?カービング加工したぬめ革コインケースの作り方
今回はぬめ革使ってコインケースを作りましたが初めてカービング加工という工程に初チャレンジです。ぬめ革とは。。。植物由来のタンニンで牛の原革を処理し型押しなどの表面加工無しで「革の中の革」と呼ばれるナチャラルな味わいがある革の事です。使い続ける事で柔らかさや色合いやツヤが出てくるそうです。今回はその中でも高級なツーリングレザーを使っているそうです
今回の見本品です。2枚の革を使ってコインケースを作ります。立体的に見えるように革にカービング加工を施してホックをつけ手縫いも有ります
先生のきらびやかな私物。全部先生自作の革細工です。ステキ過ぎてため息しか出ません!カービング加工の上からアクルリ絵の具を塗ったアイテムも有りました
練習の革とセラミック刃のスーベルカッターです
先生の持ち方のお手本pic。人差し指は添えるだけ。親指と中指で挟んで持ち小指と薬指は添えるだけです
遠い方の刃を使います。まず真っ直ぐの線を練習してそれから曲線を描いてみます。よく使うCと逆Cも練習させてもらいました
わたしの練習した様子。。。これで大丈夫なんでしょうか?不安しかありませんでしたW
下絵をトレーシングペーパーに写します
ぬめ革にトレーシングペーパーを乗せて鉄筆の細い方で写していきます
こんな感じでスーベルカッターを使って彫り進めていきました
先生がベベラーを使って立体的に描いている様子を見せてもらってから今回ベベラー打ちにも初チャレンジです
カービング専用の刻印ベベラーを使い木槌で軽く叩いて段差をつけていきます
こんな感じで初めてのカービング加工が終わりました。初めてにしてはまあまあの出来でしょうか?
花びらを立体的に見せる刻印や花の周りの砂利をまいたような模様もこの中の刻印を使って木槌で叩いてつけています
花の花芯部分を選ぶ際に試し打ちした刻印の見本です
ホックをつけました。バネホックとジャンパーホックが選べ私はジャンパーホックを選択しました
向かいの方がホックを付けてる所
ガイドラインが引いてあったので菱目打ちの2つ目で縫い目をつけていきました
革の裏側をトコノール処理をしてすべすべにします
前に革細工でトコノール処理した時はガラス板を使いましたが今回は木のヘラを使いました。ボンドをつける予定の5ミリを残して塗ってます
イニシャルの刻印を!となったのでこのステキな刻印からMを選びました
内側に刻印打ちました。刻印やカービング加工するときは革を必ず濡らして加工します
2枚をボンドでつけた後菱目打ちを打って下の革にも縫い穴をつけます。しっかり穴を開けておかないと後で縫う時に苦労するので下まで通っているか確認しながら打ち進めます
2枚を重ねて縫い始めました
縫い糸はこの中のえんじ色を選びました
1週間前にたくさん縫ったばかりなので手が覚えててかなりキレイに縫えました。実は1本針で縫うなみ縫いで良かったそうですが私は慣れた2本針を使う平縫いで縫いました
重ねた横の面は少し段差ができてしまっているのでヤスリで削ってます。キレイにした後トコノールで加工してスベスベにします
仕上げに薄く保湿クリーム(ミンクオイル)を塗ります。使っているうちに手の脂でいい感じになっていくそうです
他 の 方 の 作 品
ご夫婦でみえていた旦那さんの方の作品です。先生の下絵ではなくオリジナルを描いてます。縫い方はなみ縫いしてます
ご夫婦の奥さんの方の作品
家 に 持 ち 帰 っ て 記 念 写 真 ♪
今年2回目の革細工は初のカービング加工にチャレンジしました。いままでやったカシメ打ちや刻印打ちや手縫いがやっと一つの作品に集合してこれまでの苦労が役だった感じがしてちょっと嬉しかったです。あと、10時半から1時半制作終了予定でその前に出来上がったのも嬉しかったです(^^)
ハトメとハトメ打具買いました
ハトメつけてそこに手作りのチャームをつけて使いやすくなりましたぁ!
1週間前に作った革細工のティシュカバーの作り方はこちら
今回もやったカシメ打ちや刻印打ちを学んだワークショップで作った品々の作り方はこちら
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