念願叶う!栃木レザーのエンボス加工レザー使用長財布の作り方

去年秋から東急ハンズのワークショップを利用してレザークラフトを楽しんできました。最初はカシメを打つだけの簡単なモノから始め手縫いも覚え本格的な作品もいくつか作れるようになりました。今年栃木レザー花柄のエンボス加工の革を使ったA4トートバックキーケースを作りその時つぎはこの革を使って長財布を9月にやります!と先生とフロア長が約束してた現場に遭遇。。。ついに長財布かあ。。。と心待ちにしていました。そしてその日がやっときました

花模様が美しいエンボス加工ですね♡

A4トートバックの作り方の記事はこちらから

キーケースの作り方の記事はこちらから

今回の見本品です。ステキに見えますが先生曰く「10個くらい作らないと納得いくのが出来ないわあ。。。」だそうです。マジっすか。。。

外側のファスナーを開けるとこんな感じ♪内側にもファスナーがあり小銭入れになっておりカードも12枚たくさん入るようになってます

この看板を見て何にもの人が1500円なんですか?と聞いてきたのはご愛嬌w

表のエンボス加工栃木レザーの押し革ですが模様も色も多種類

 ファスナーもたくさんの色の中から選べました

革を縫う縫い糸(ロウ引き糸)の色も多豊富

私が選んだ表革は大好きなみどり色の革とそれに合う色として選んだファスナーです

長財布は大きさ的にはバックより小さいけれど使う革の枚数が多く縫いの工程が多いのです。この革の山を見て今回のワークショップの困難を想像してしまいました。数字は使う革の枚数です。使う分のヌメ革全部表と裏の革に加工から始めます

最初の作業はヌメ革の表にオイルトリートメントを塗ること

 布にふくませてヌメ革の表の革に優しく全体にすりこみます

  このオイルはラバナーレザートリートメントです。ミツロウホホバオイルが主な成分です

左が未処理右がトリートメントしたヌメ革です。これで汚れがつきにくくなり使い心地もよくなります

 次の作業はいつものトコノールで革の裏側の処理です。ガラスヘラを使ってすり込むとザラザラと毛羽立っていた裏革が滑らかになります。左がトコノール処理した裏革、右が未処理のヌメ革

 コバは今回この不思議な形のアイテムで磨きます。枚数が多いのでコバの総延長もハンパないw

革の表に菱目打ちガイドライを引きます。このヌメ革の厚みは1ミリ

これはカード入れになる革です。カードは12枚入る財布を作ります。重ねて縫うヌメ革は0.8ミリで少し縫いやすくなってます

縫い目の方向も型紙に書いてあるのでその通りに開けていきます

革の枚数が多いので縫い穴もたくさん開けないといけない。。。

蛇腹の部分。両端の縫い目が付いてませんでしたがもちろん開けました

外側の革は1.8ミリ厚みがあります

まず内側のファスナー付けをします。前に横型トートバックを作った時苦戦したのがファスナー付けです。白いのは両面テープで仮止めに使います

仮止めしたヌメ革とファスナーを合わせて縫います

ファスナーの片側を付け終わりました

カード入れの部分を縫い始めます

目の数が合ってれば問題無いはずですが真ん中を必ず合わせて縫います

真ん中を合わせ縫い代のきわに両面テープを貼って仮止めしてから縫い合わせます

4枚重なったら真ん中を縫います。次の段にかかる部分は返し縫いをしておくと丈夫に使えるようです

 

 

重なった枚数が多いので私は裁縫が苦手で縫うのが苦手なので大変です

外側に使うファスナーに両面テープを貼って特注木型に貼り付けて財布の形に癖付けします。カーブの部分は丁寧に形作りましょう

特注の木型のお陰でファスナーの癖付けがキレイにできた様子です

ファスナーと外側の革を「ゴムのり」を使って仮止めしますがこれは時間もなかったので先生にやってもらいました

 

 実はここが難しい所だったりします。真ん中に印を付けて合わせやすくはなっていますがファスナーがうまく閉まるように何回も確認しましょう

この時点で11時から始まり途中1時間の休憩を取りましたが19時半を回っていたので残りは翌日ということになりました

 翌日の作業はここから。。。あとは部品を塗って行くだけです。ところがこの挟んで縫うのが滅茶苦茶大変でした

大変な理由は重ねて縫う枚数が多い事と挟む事で中側が見え辛いからです

こちらに仮止め用の両面テープを貼っておきます

先生が隣の方の外革と内革とファスナー部分を縫う前に針で合わせてくださってる所を撮らせてもらいました。やっぱりここは今回の山場で見栄えもそうですが実際に使い心地を左右する大事な作業です。私もこれをやってもらったお陰でちゃんとした財布が作れました

 内側の革とファスナーの布地と外側を縫い始めます。ここまで来ると財布の形になってるので終わりが見えて気が楽になりました

外側の革は1.8ミリと厚く硬いので縫い辛い上に縫い穴が見つけ辛いのでホント縫い辛い

 あとここを縫えばおしまい。。。がんばれ!と自分を励ましました。2日目は11時から始めていつもは2時から3時がお昼休憩時間でしたが台風接近でお昼休憩無しにして早く終了しよう!という事になったのです

念願だった長財布が出来上がりました。ハンズさんの売り場を借りて出来上がり記念撮影!

中にもう1こファスナーが付いていてスムーズに開閉出来使いやすい構造になってます

お揃いのエンボス加工された栃木レザーで作られたA4トートバックキーケース長財布です

チャームは初めて樹脂粘土のワークショップに参加した時作ったの「アスパラのベーコン巻き」チャームにしてみました。型ではなく手ひねりで作ってます。いきなりの難題に四苦八苦した思い出の作品です

他  の  方  の  出  来  上  が  り

この方は悩みに悩んでこのエンボス加工された革を選択されました。レザークラフトの上級者さんで脚が悪く両手に杖を使ってる方なのでカスタマイズして肩掛けに作くりかえてたのと得意のマクラメ編みをプラスしてステキな作品に作り上げてました。同じ型紙から作られたモノには見えませんね

この方は前にA4トートバックを作った時もいらっしゃいました。この方のお友達が茶色の長財布を作ってました。私が帰る時点では完成せず。。。その完成を見られなかったのが残念です

今  回  の  お  ま  け  映  像

 先生制作のウエットティッシュケースカバーも革製です

こちらはハンズ大宮店のハンドメイド担当のM氏が本を参考に制作した小銭入れだそうで本の表紙と同じ作品です。先生に見せにいらした時撮らせてもらいました

中身はこんな感じ。。。小さいですがとても制作は大変!とおっしゃってましたw

今回初の2日制のワークショップでした。台風の接近もあって先生が所々縫う準備を手伝ってくださったり難しい所はゆっくり教えてもらったりしたお陰でなんとか完成まで漕ぎ着けました。さすがにいきなり長財布は無理ですが簡単な作品なら初めての方でも十分に納得できる作品が作ることができるのがレザークラフトのワークショップです。まだまだ作ってみたい作品もあるので次の出会いは何かな?ともう思ってますwこの長財布作りのワークショップは来月ハンズ銀座店であるそうです。興味のある方はチェックしてみてね!

 

 

mizucchi

ルームクリップ(通称RC)に投稿し始めてからハンドメイドの楽しさを知りました。 小さな頃から周りの大人に不器用だと言われ続けられて来たしお裁縫や編み物などキチンとした技術のいるハンドメイドは苦手です。よくどうやって作っていいか知らない。。。わからない。。。とコメント欄に書かれてました。私も最初は見よう見真似で試行錯誤でやって来ましたが4月からワークショップという2時間程度の1日講習会を知りハマってしまいました。そこで学んだ手順などを多くの人に知ってもらい多くの人がハンドメイドに興味を持ってもらえ作る楽しみを共有出来たらなぁ!と思ってこのブログを始めました。誰でも出来るアイテムばかりです。レッツ、チャレンジですよ(^^)


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3件のフィードバック

  1. maa より:

    はじめまして!
    私も他店の東急ハンズで田村光商店さんのWSに参加したことがあり、楽しく読ませてもらいました。

    今回のこの長財布は外の革はエンボス加工のものだけでしたか?
    無地のものがあったか、他にどのようなエンボス加工があったか、もし覚えているものがあれば教えていただけませんか〜?
    参考にさせていただきたいです。

    • mizucchi より:

      この記事の中に制作前の色んな色の革の写真があります。写真に写ってる様にこの時エンボス加工された革は3種類ありましたよ♪

  1. 2019年9月24日

    […] この栃木レザーを使った長財布の作り方はこちらから […]

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