大容量で使いやすい!中と背中側にもポケット付き♪真鍮製の金具が付いた手縫い黒リュックの作り方
ハンズのワークショップを利用して黒のシュリンクレザーを使った手縫いリュックを作ってきました
この時の募集も予約取れず1月にも募集があって予約が取れず今回9月大宮店では3回目の開催です
*やっと予約が取れました。価格は同じだけど革はバッファロー革→牛革に変更になっています
*なかなか機会がないバッファロー革で作りたかったなあ。。。
*持ち手などの金属は全て真鍮製です
募集の最後に「製作工程が多いので自宅で続きの作成が可能な方」という怖い文言が。。。
*10時半始まりで終了予定時間は夜の7時となっていますが店舗の終了9時に終わらない事もあるという事があるという事です。これにビビって予約を躊躇する方もいたそうです
*以前初めてのトートバッグ製作時に持ち手4本に飾り縫いを施したために時間内に終わらず自宅で仕上げた経験があります(他にも終店の音楽と共に帰宅したことが何回もw)
今回色は黒のみです
*よおく見ると同じ黒でも生きてきた歴史で肌合いが違いそれぞれ個性があるので自分の好みの革を選ぶと良いですね
今回は5人参加で私は3番目に到着しましたが既に「背中にポケットをつける!」という2人がいらして私の悪い癖でついそのプランに乗っかってしまいました
ポケット用の革は売り場に置いてあった革から選んで各自購入しました
*溜まっていたハンズクラブポイントで買えたので良かった♪
で、私が売り場で選んだのがこのワインレッド?ボルドー?色
*色は良かったんですが1枚革が増えるとより縫うのがより困難で後悔するハメに。。。
縫い始める前に先生が見本品を手に取りながら製作の流れを説明しています
〜リュックの作り方〜
⓪(背中にポケットをつける人)ポケット用の革に下処理剤を塗り込みポケットの口の成形(ゴム糊を縫って折り曲げる)をします
①蓋部分の成形(グルッと周りの飾り縫いとマグネットの取り付け)
②背側(背中ポケットの縫い付けもプラス)と内側ポケットの合体
③背側と蓋用革の合体(持ち手とショルダーの金具を取り付ける革も一緒に挟み込む縫う)
④まちを縫い合わせる
⑤サイドを縫う(ストラップ革を取り付けるDカンを挟んだ革も左右対称に縫い付ける)
⑥内表に縫ったので表側になるように全体をひっくり返す
⑦本体にマグネットの取り付け
⑧ストラップと金具(真鍮製)を本体に取り付け(革のトコ面と木端を磨く)
③が一番の難所です
ポケット用の革に下処理剤を塗り込んだあとでまげる部分がわかるように銀ペンで印をつけます
ゴム糊を縫ってから折り曲げてポケットの口を作ります
*ゴム糊は薄く塗り付け乾かせてから接着させます。接着完了までは何回もやり直しが効きます
飾り縫い用のレザークラフト用蝋引き糸の色を選びました
*新色見つけました!抹茶色ですね♡
2本刃の菱目打ち金具で縫い穴の為のガイドラインを引いてからゴム台の上で4本刃の菱目打ち金具で縫い穴を木槌で叩いて開けていきます
*今回は工程が多く時間短縮のため裏革(トコ面)は薬剤処理が済んでました
2本のレザークラフト用の先が丸い針2本を使って平縫いしていきます
ー2本の糸を使った縫い方をしている2人がいたので紹介ー
この方はピンクと空色の2本を使って飾り縫いをしています
こんな感じで交互に違う色が見えてカワイイですね♡
この方は濃い緑色と淡い緑色の2色使いです
蓋部分の飾り縫いが終わりました
レザークラフト用の差し込み式マグネットホックを使います
革に金具を差し込み裏に通したら止め金具をはめた後に脚を内側に折り両面テープを貼り付けています右上両面テープの薄紙を剥がす→右下目打ちで蓋用の革に縫い穴を開ける→左下手縫い1個出来ました(表側)→左上裏側の様子
*ちょっと裏側は縫い目が汚い。。。
本体の蓋を開けると見える口周りの飾り縫いをするために縫い穴を開けてから2本の縫い針を使って手縫いしています
*こちらも抹茶色の縫い糸使っています
背中のポケットの口部分に縫い穴を開けてから飾り縫いをします
*こちらには黒の縫い糸を使っています
この革は今の所縫いやすい
背中用の本体に両面テープを使って貼り付けます
両面テープを貼り付けてから2枚重ねて縫い穴を開けます
2枚合わせて縫いました
裏側です
内側ポケットと背側の革を合わせて縫い付ける準備をしています
*銀ペンの印は内側ポケットの真ん中を表していてます
*時間が足らないので今回内側ポケットは先生が製作してもらってますが
*両面テープを使って貼り付けます
真ん中の印同士を合わせています
前側と背側の2枚を合わせて縫う準備(両面テープで合わせてから縫い穴を開ける)をしています
銀ペンでの印は持ち手とストラップの金具を取り付ける革を取り付ける場所を示しています
*銀ペンでつけた印は消しゴムで消えます
*先生の言われた目の数をしっかり聞いて(取手は真ん中から8つめ3つ分使い2つ間を開けて金具取り付け用の革3つ分取る)印をつけています
〜ここから約30センチの手縫いが本日1番の難所です〜
Dカンを噛ませて縫い付けています
*重なる部分のハジは糸を2重にグルグルして縫って強度を上げてます
Dカンを挟んだ革と持ち手が縫い付け終えました
*持ち手も時短で今回は先生が先に製作してます
*慌てると目の数え間違いや2重に糸をかけるのを忘れたりします
蓋を開けると縫いつけた持ち手やDカンを挟んだ革は見えません
取り付けた持ち手やDカンを挟んだ革は内側ポケットの下に隠れているのです
*うっかりすると内側ポケット側に出して縫ってしまうので注意が必要です(私も間違えてすぐ気がついてやり直しましたがw)
ー1番の難所は越えましたがまだ難所が待ってましたー
まちの部分を作る準備をしています
縫い穴を開けていますが最後に目が詰まったので4ミリの菱目打ち金具で縫い穴を調整しました
ストラップ用の金具を取り付けるためのDカンを挟んだ革です
*下から3目の所から挟んで縫います
*見えない場所なので縫う前に目打ちで縫い穴を大きくしておく事をおすすめします
サイドを縫う為の準備(縫い穴開け)をしています
*今回一番縫い辛くて後悔したのがここ!穴あけが甘くて縫うのがめちゃくちゃキツかった
*ストラップ用の金具を取り付けるためのDカンを挟んだ革の部分は革が5枚!
*ひっくり返して縫い目が見えないのでもっとしっかり穴を開ければ良かったと後悔。。。
*反省を込めてもう片側は穴あけの後で再度目打ちで確認したので多少縫いやすかったです
縫い終えたので本体をひっくり返すのがこれまた大変!写真撮り忘れてます
表側に差し込み用のマグネットホックを取り付けるために金具で縦穴を開けています
*金具で開けられるのが3ミリ程なので2回叩く必要があります
*中にゴム台を入れて上から金具を2回叩いて縦に6ミリほどの縦の穴を開けています
内側に脚が通ったら止め金具を噛ませて内側に脚をたたんで表側の金具を叩いてホックは出来上がります
*ホックの金具を隠すシールタイプの金具カバーを取り付けて金具は見えないようになっています
《 家 で の 完 成 記 念 写 真 》
作り終えたのは8時15分くらいで帰宅は8時半となんとかお店の終了時間には終えることができました。疲れ果ててすぐ寝てしまったので撮影したのは翌日です
正面から
裏を
下から
左側から
内側ポケット付きです
スタッキングシェルフの上での記念写真
少し横が見えるように
黒のアイテムの撮影は難しいですw
《 作 り 終 え て の 感 想 》
このリュック製作は人気で関東各地のハンズのワークショップで登場してたにも関わらず大宮店でも人気が高く毎回ネット予約が瞬殺でなかなか予約が取れなかったのです。今回ようやく予約が取れ作ることができました。本来なら2日制だよな。。。と思う工程の多さ。。。トコ面の薬剤処理やポケットと取り手、ショルダーの金具付けなどが事前に出来ていたのでなんとか閉店時間前には終えることが出来ました。上級者さんと同じように背中側にポケットをプラスして取り付けるプランに乗っかって工程を増やしてしまったのは調子に乗った私の判断ミスだと思いますw今回はメンバーに恵まれ手は動かしつつ会話が弾む楽しい時間を過ごすことが出来たのは本当にラッキーでした。作り終えての達成感がめっちゃ高いのがレザークラフトの醍醐味で今回も「やったあ!!!」と叫びたいくらいの達成感を味わいました。これから使い込んで革が馴染んで柔らかくなっていくのも楽しみたいです
《 お ま け 。。。他 の 方 の 完 成 記 念 写 真 》
時間が切迫していて余裕がなかったので他の方の写真がいつものように取れませんでしたが背中側にポケットをつけた方は私と同様仕上がりが遅かったので撮ることができたので紹介します
わざわざ名古屋からいらした方。月1水道橋のヴォーグ学院の講座受講と日程が合うとハンズのレザークラフトのワークショップも参加されるそうです
黒のリュックの背中側がポップな赤の水玉とは。。。という楽しい作品
ノリの良い方で楽しく製作時間がすごせたのはこの方のおかげ
頼まなくてもこんなポーズもwでも私より年上だと思う。。。
寄りで見ると2色使いの飾り縫いが本当に可愛い♡
「両面テープが見えるので帰宅してからゆっくり取るわ」とおっしゃってましたw
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