この模様も刻印で打った手作りなの?ぬめ革手帳ケースの作り方
レザークラフトカービング加工のコインケース作りで指導受けお世話になった緑川先生先生が持ってらっしゃるのが今回の手帳ケースの見本品です
どう見ても編んだ様に見えますが刻印で打った模様なんです。「バスケット刻印」というらしいです。右はぬめ革に染色したモノになります
長さ縦23センチ横8センチのナメ革を使います。水で濡らした後菱目打ちを使ってまっすぐ枠を描きます
内側はネジねんを使ってラインを引きます。ネジねんはネジを緩める事で幅が変えられます
またまた出ましたぁ!セラミックの歯がついたスーベルカッターです。内側の線に合わせて切れ込みをいれます
緑川先生のスーベルカッターの持ち方の見本を再度upしておきますが人差し指は置くだけ2本の指で軽く握ります。私が持つと無駄に力が入ってしまいます。。。
今回のメイン作業はこの打刻。。。緑川先生の手本を撮らせてもらいましたが真ん中に引いたラインに沿って正確にずらせて刻印を打っています
刻印の打ち方は最初に真ん中をトントン、手前に少しだけ傾けてトントン向こう側に少しだけ傾けてトントンと3回木槌で打ちます
私も練習用の革でこの「バスケット刻印」の練習をさせてもらいましたがこれだけでかなり疲れました。。。あの面積をずっと刻印を連打してうまくバスケットの網目の様になるんでしょうか?ものすごく不安です。。。
最初のラインを先生に引いてもらいました。定規を当てて目打ちでラインを引きます
今回一緒に作業したM氏(私より年上?の白髪のナイスミドル風のおじ様)が内側のラインに沿ってヘベラー打ちをしている様子です
ヘベラーで1周した後真ん中のラインに沿ってバスケット刻印を打って行きます
あと少しになってきました。集中力がいる作業です
これが今回使ってるバスケット刻印用の刻印
これは周りに打つ飾り用の刻印。。。どれにしょうかな?試し打ちをして決めました
私が選んだ飾り用の花の様な模様の刻印。これを枠の内側にグルリと1周打っていきます
飾り刻印を半周した所
これで今回の作業の山場は越えたのよ!と先生に言われホッとしましたぁ!まるで編んだように見えますが全部私が刻印打って作った模様です
向かいのM氏は私と違う刻印をチョイス
裏に貼ってあったテープを剥がしてトコノールを塗り木ベラで擦ってスベスベにします
刻印を打つ時ヌメ革の裏に貼ったテープです。レザークラフト用はお高いのでこれが良いよ!と先生が教えてくださいましたぁ(^^)
ポケット側にイニシャル刻印を打ちます。刻印は必ず水で濡らして打ちます
トコノール処理がしてあるのでヤスリで接着剤を塗る場所を削ります
こちらの革もヤスリで削って接着剤で2つを合わせます
接着した後菱目打ちで縫い目のガイドラインを引きます
菱目打ちを使って縫い穴をつけていきます
向かいのM氏が菱目打ちをしている所。革の表面が汚れない様に台に紙を乗せて打ってるのが良くわかりますね。台には細かなカスが付いているので汚れない様に気をつけましょう!
今回もえんじ色をチョイスしました。平縫いでこの字に縫っていきます
見本の様に角をカッターで落とします
落とした角にヤスリをかけトコノールを塗り木ベラでスベスベにします
ちょうど向かいのM氏がトコノールを塗った後木のヘラを滑らしてキレイにしている所
保湿剤(ミンクオイル)を全体に塗り込みます
向かいのM氏のメモ帳カバーです。縫い糸はブルーでしたね
中に入れるメモ帳ピッタリのサイズです
出来た日はまだ革に作業で使った水分がたっぷり含んでるのでビニールの袋などに入れておくとカビるのでそのまま放置!と言われました。乾いてから重しを乗せて癖付けするようにという事で。。。完成にはもう1日掛かります(^^)
重しを置いて形を革に馴染ませました(^^)
東急ハンズ新宿店ではワークショップを何回か開催された緑川先生も大宮店は初めてだったそうです。中々こんな素晴らしい技術を目の前で見て教えていただくチャンスはないと思って2回参加しましたがとっても満足したワークショップになりました。達成感半端ないです!また大宮店であったら絶対参加して新たな作品を作ってみたいと強く思いました
緑川先生の指導の元頑張って作ったカービング加工したぬめ革のコインケースの作り方はこちら!コラボで付けたレジンクラフトのボトルチャームの作り方はこちら!
今 回 の お ま け 映 像
M氏の私物のバックです。緑川先生作のイタリア製の革を使った小物を入れる大きさのバック。。。デザインもシックで使い込んだ革の艶といいステキ過ぎてため息が出ます♡
中の布地もすてきです!M氏自身がご自身の古いアロハシャツを使って作られたそうです
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