散歩のご褒美2021年版ヤマモモのジャムの作り方
去年春に退職して単身赴任先から7年ぶりに帰還した夫と長い散歩が毎日の日課になっています。散歩の道すがら桑の木やヤマモモの木を春先から観察していました。それは今年も桑の実やヤマモモの実でジャムを作りたいから。。。
ヤマモモジャムとヤマモモジャムからゼリーにしてホイップクリームと生のヤマモモを乗せたデザート♡
《ヤマモモとは》
ヤマモモはヤマモモ科ヤマモモ属常緑樹で街路樹として生えているのを身近でよく見かけます。雄株と雌株があって街で見かけるのはほとんどが雄株ですがまれに雌株も見られ雌株には甘酸っぱい球形で暗赤色の実がなります。表面には粒状突起が密生していて赤いビーズを並べたように見えます。漢名は楊梅で古代から和歌に詠まれ親しまれてる果実です。花言葉は「ただ一人を愛す」
《ヤマモモの栄養・効用》
甘酸っぱいのはブドウ糖とクエン酸によるモノで赤い色の成分はアントシアニンなどのポリフェノールです。つまり抗酸化作用が強く筋肉の疲労を抑え過酸化脂質を改善するのに役立ち細胞や血管の老化を抑制し血液をサラサラにし血圧を抑制する効果もあります
《ヤマモモの利用》
ヤマモモジャム、ヤマモモシロップ漬け、ヤマモモ酒、加工してジュースやシャーベット、ムース、ゼリーなどがおいしいです♡
《ジャム作りの主な材料》
ヤマモモ、砂糖(今回はグラニュー糖使用)、レモン汁、鍋(家にあるオーバルのSTAUB27センチを利用)、マッシャー、計量器、蒸し器、蓋つきガラス瓶、ザル、ボウルなど
大宮第二公園のヤマモモです
下の道路に落ちるようになったら採取の時期です
かなり色ずいてきた木があると思えば。。。
まだ全く色ずいていない木もあります。第二公園はこれからですね
天沼テニス公園のヤマモモの木。こちらも色ずいてる実は採取の時期です
ここはテニスコートのスタンドの外側ヤマモモの並木があってスタンド側から木高いところの実が取れるのでちょっとラッキーな場所です。この日は中学の軟式テニスの試合が行われていました
「果実は食べられます」とここの標識にはワザワザ書いてあります
この木は我が家のすぐ近くの地下に高速道路がある公園の植栽の中の1本。こちらも熟れてきていました
第二公園での採取の分
天沼テニスコートでの採取の分
我が家の近くの公園の採取の分
大きさは様々です
写真にあるように軸やゴミが付いているので丁寧に水洗いを2回して取り除きます
第二公園と天沼テニスコートで採取した分でこんなにあるので今日はこれだけジャムなどを作ろうと思います
鍋にひたひたになる程度水を入れて沸騰してから5分ほど煮ます
こんな感じにアクが浮いてきます。エグミの元になるので丁寧にすくって取り除いてください。煮て水分を吸ってふっくらしてます
マッシャーで潰しています
網目に汁と果肉が落ちるようにスプーンで上から押さえつけています
これくらいタネの周りの果肉がなくなったらOKかと思いますがもっと入念にこすげとってもよいと思います
こんな感じで2杯果肉と果汁が取れました
材料の半分程度の砂糖(今回はグラニュー糖)を使います
弱火で煮詰めてます(今回はゼラチンも適度に投入しました)
レモン汁をお好み量入れます。ヤマモモは元が酸味が強いので他のジャムより少なくても良いと思います
出来上がったジャムを入れる瓶を煮沸消毒しています。なぜか我が家には瓶つかみが有りますw
蒸し器に入れて蒸気消毒30分します
消毒した瓶を逆さまにして陰圧にしています
途中ガラスの器に取り置いて熱いうちにふやかしたゼラチン大さじ1杯入れて溶かして作ったゼリーです。冷やしてちょっとデコレーションして食べたいと思います
昨夜作ったのはどちらかといえばジュレに近かったので残りのヤマモモを煮詰める際に合体させて再度瓶に詰め直しました
生のヤマモモとベランダ栽培のミントを添えて♪
今年は植物の生育が早いようで去年より10日ほど早い採取です。散歩の帰りに見に行ったら熟していた木を何本も発見したので摘み取ってきました。準備はできていたので新鮮なうちに作りました。野趣溢れるお味に仕上がったと思います。熟すのはこれからが本番なのでしばらくこの楽しいご褒美が続きます。近くの公園でなっている実を見つけたら落ちてしまえばただのゴミになってしまうだけなので是非採取して利用してみてください!
我が家の ごくごく近所のヤマモモの木です。実は秋と早春に肥料をあげてましたw
1.2キロ大きな実が収穫できました
2センチ大の大きな実がいくつも入ってました
ジャムと同時にゼリーも作っておきました。アイスクリームとフルーツを添えて♡
13日に大きなヤマモモの実を採取してきました
大きな実がなるのは天沼テニス公園のテニスコートスタンド裏のヤマモモの並木の中の2本だけ。私が手がとどく範囲はすでにどなたかが採取済みで背の高い夫が活躍♪
種もこんなに大きさが違いますw
大きな実からはジャム1瓶とゼリーを作りました。去年の桑のみ実の砂糖漬けがあるのを思い出して取り出してゼリーに一緒に乗せて食べます。梅シロップも作りました。こちらもおいしくできると良いな
贈り物として♪
《2023年のヤマモモ》
大宮第二公園にあるヤマモモの並木です。雄株と雌株が混在しています。手が届かないのでここのは採取しません
こんなに赤くなってました
近所の公園です。他より身が少し大きいのです。去年より少し早く色づいてきました 。色の濃く赤紫になっているのがうれてるのでそれ以外は待ちです手順も慣れてきました
逆さまにして冷めるのを待ちます
《おまけ♪ヤマホウシのジャム》
街路樹や公園で良く見かけるヤマホウシも実がなりジャムが作れます
ヤマボウシです。この木に実がなって食べられるのは知ってますか?
白い花びらに見えるのはガクで中心部分が熟してこんな実がなります
ちょっと拡大
たくさん採取してきました
よおく水洗いをして軸を取っておきます
グラニュー糖をまぶしておきます
ヤマボウシの実250グラムに砂糖150g程度使います
マッシャーでつぶします
皮をこしています。これを再度煮詰めると出来上がりです
《散歩の途中で見かけたヤマモモの木》
さいたま市には街路樹や公園の片隅にヤマモモの木が植えられているとこの1年の散歩で知りました。ここにupしたのはまだ一部です。ほとんどが実がならない雄株だったりしますがその中に雌株が植えられてる場所もあって美味しい実がなり近隣の住民のお楽しみになっているようです
ヤマモモの雌株に咲く雌花(めばな)
ヤマモモの雄株に咲く雄花(おばな)
雄花
こちらも雄花
大宮第二公園のヤマモモの木
別所沼公園のヤマモモの木
大宮第三公園のヤマモモの並木
大宮第三公園のヤマモモは市民の寄付で植えられています
三橋公園のヤマモモです。木が大木で高い所になってます。崖の方に木があるのと実が小さいのでここでは採取しません
我が家から1キロくらいの距離にある道路沿いのヤマモモの木2本。手前が雄株で向こうが雌株
市内中の公園を散歩で立ち寄った時に夫が目ざとくヤマモモの木を見つけてくれます。大概は家から遠かったり木になる実が小粒だったりするのでそこまで熱心にあちこちヤマモモを訪ねて採取をしませんがごく身近に植えられている樹木であることには変わりはありません。この6月7月地面に赤い実が落ちていたら上を見上げてみてください。多分それはあなたの身近にあるヤマモモの木です
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