東京ステーションギャラリーにルート・ブリュック展を見に行く

この日はまず上野駅から歩いて都立旧岩崎邸庭園に行きました。外壁工事中でしたが無料のガイドツアーに参加したお陰で建物の内と外から解説付きで探訪し思う存分堪能しました

上野公園内の東京都美術館で開催されているクリムト展で耽美な世界観にうっとりしました。イヤホンガイドを借りたので時代背景や人物像などいろんな事がわかってクリムトのウィーン分離派の活動なども理解できました。この時点で脚もお疲れ頭もお疲れ気味でしたが当初の予定どおり次の場所に歩いて向かいます

不忍池でおやつ休憩入れて歩いて次の目的地の東京駅まで4キロちょい歩いて行きました。不忍池のハスの見頃はこれからでしょうか?一輪だけ蕾を見つけました

途中こんなお店を発見!「コーヒー&ぶどうパンの店 舞い鶴」さん♡湯島駅徒歩1分にあります

ぶどうパン大好きなんです。総重量の9割ぶどうを入れたぶどうパンが名物のこのお店。メディアなどでも取り上げられているとあとから知りました。火曜金曜土曜にしか売ってないそうでこの日は金曜日!でも「今日は2時半で全部売れちゃったよ」と店主に言われたのが3時半。。。ぶどうラスクを買いました。歩くと思わぬ出逢いもあるんですね♡

ぶどうラスクにはアイゼラカラマンデルという熱を加えるとキャラメリーゼ状になる粉がふりかけてあります。葉っぱの器は近くの陶芸教室の前をたまたま通って買いました。年に1回しか売り出さないそうでラッキーでした♪生徒さん作で2つで500円だった器。100円のご飯茶碗もゲットしましたよ。これは織部釉♡

こんな感じで外に置いてあって殆どが100円高いモノでも500円程度でした。猛烈に陶芸習いたい!と思ってしまいましたがwwwかごのレッスンが一通り終わってからですよね

東京都美術館から歩いて4キロちょいで東京駅があります。道もほぼ1直線でわかりやすかった。山手線の駅間は実はたいした距離が無いのです

ここでのお目当は東京ステーションギャラリーでやってる「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」展です

北改札のある北ドーム2階3階がステーションギャラリーになってます。普通美術展は撮影禁止がほとんどですが今回の展示会では3階部分の展示物は写真取り放題!当初は2階部分の展示品も写真取り放題だったのにシャッター音がうるさい!と多数苦情があったそうで3階のみ自由に撮影許可という事になりました。図録を買わない私みたいな人にとって写真撮影し放題は嬉しい限り♡

ルート・ブリック(1916-1999)

フィンランドを代表するアーティスト。名窯アラビアの専属アーティストなので名前は知らなくても作品やデザインは見た事がある方多いと思います。私もこの程度の知識でこの美術展を見に行きました。没後20年、フィンランドとの外交樹立100周年を記念して今回約200点に及ぶ大量の作品を網羅して展示してます

かわゆく美しいメルヘンちっくな作品も多いですがキリスト教に根ざした宗教画あり時代に即した抽象画や現代アート風と同じ人がつくったの?と思えるくらい作風が違うんですね。こんなに作風が劇的に変わったのは何故なんだろう?今回何より楽しかったのはメインにみどり色が多数使われている作品の多さ。。。みどり色好きにはたまらない作品ばかりでした

カメラに収めたステキな作品を堪能してください♡

  

   

  

  

  

  

  

  

 

今回の美術展のポスター表題にもなってた作品です

みどり色好きにはたまらない色合い♡

2番目に好きだった作品♡

実は私が3Fの展示物の中で一番気に入った作品コレ。。。深い緑色で表された棺を担ぐ人々とお花をモチーフに入れた棺。死とそれに伴う悲しみと新たな生命の予感。。。影が縁取るから光がより輝く。。。神聖さと魂との呼応。。。そんなインスピレーションを抱きました。どうも信仰とか神様の存在は日常的ではないですが自然に対する素朴な恐れや敬う気持ちは全世界共通だと思うのでその気持ちでこれらの作品を感じるように努めました

2階は撮影禁止でしたが有名な蝶のモチーフやよりシンプルな幾何学模様のモチーフなど多彩な展示がされてました。圧倒的な物量のタイルの前衛的な作品で表現したかった事はわたしにはよくわかりませんでしたがリズムや動きのある配置で表題にあっる事象や抽象的なイメージの何かを表したかった事だけはわかりました。同じ作家の作品とは思えないくらい作風が違っててどんな人生だったのかと改めて興味をいだきました

ここステーションギャラリーのちょっと変わった展示物の紹介

回廊展示の案内パンフレット案内図です。Tをデザインしていますが東京駅の頭文字のTだけでなく3つのレンガをつなぐ「目地」をモチーフにデザインしているとこのパンフレットに書いてありました。隠れた存在の「目地」を前面に出す事によって広く才能を発掘・発信していく美術館でありたい!という願いが込められているそうです。あとひとつ。。。この冊子の大きさは実際のレンガの大きさと同じ大きさに作ってあるそうです♪

3階から2階へはレンガが貼られた壁に沿って階段を降りて行きました。実はこの壁は駅舎がたどった100年の歴史を垣間見られる場所でもあります。黒く見えるのは「木レンガ」で1945年5月25日の空襲によって東京駅が燃えた痕跡です

再現された天井モチーフの原型が展示されています

創建当時のアールヌーボー風のデザインが施された手すりの展示

ドイツ人のバルツアー設計の東京駅。反対意見が多くて実現しなかった駅舎の模型

1914年に竣工された元祖東京駅の模型。コンドルの弟子辰野金吾の設計です

空襲で焼けて復旧工事で2階建てに。私が子供の頃映像で見知っている東京駅はこれでした

現在の東京駅の模型です。東日本大震災で屋根のスレート瓦が間に合わなくなるんじゃないかと心配されましたが無事2012年10月に完成に間に合った話は午前に見た旧岩崎邸で聞きました。何しろあちらは辰野金吾の師匠のコンドル設計で同じスレート瓦を使ってましたからね

旧岩崎邸庭園〜東京都美術館のクリムト展〜東京ステーションギャラリーと巡り良い1日を過ごしました。都内に出かける事は少ないので行くとなると欲張って詰め込んでしまいます。2万5千歩声で脚はくたびれましたが天気も梅雨ん晴れ間で暑くもなく寒くもない日で心にいっぱい栄養を補給したのでまだまだいろんな事にがんばって取り組めそうです♪

 

mizucchi

ルームクリップ(通称RC)に投稿し始めてからハンドメイドの楽しさを知りました。 小さな頃から周りの大人に不器用だと言われ続けられて来たしお裁縫や編み物などキチンとした技術のいるハンドメイドは苦手です。よくどうやって作っていいか知らない。。。わからない。。。とコメント欄に書かれてました。私も最初は見よう見真似で試行錯誤でやって来ましたが4月からワークショップという2時間程度の1日講習会を知りハマってしまいました。そこで学んだ手順などを多くの人に知ってもらい多くの人がハンドメイドに興味を持ってもらえ作る楽しみを共有出来たらなぁ!と思ってこのブログを始めました。誰でも出来るアイテムばかりです。レッツ、チャレンジですよ(^^)


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